婚活

③婚活パーティーで出会った運命の王子様

婚活パーティーで出会った運命の王子様

メッセージのやりとり、しゃらくせぇ!!

アプリをアンインストールし、29歳の私が駆け込んだ婚活パーティー。

そこで出会ったんです。 ヤリ目ばかりのアプリ界隈には絶対に生息していなかった、白馬にまたがった「運命の王子様」に。

なんかいい匂いがする!!五感を刺激してきた「10番」の衝撃

婚活パーティーは、まさに「人間の回転寿司」。次から次へと流れてくる「地蔵男」や「職務経歴書男」に白目を剥きかけていた私の前に、彼は現れました。

番号は、10番。まず見た目が圧倒的にいい。ツーブロックに少し日焼けした肌、適度に鍛えられた体。座った瞬間、鼻をかすめるウッディーな香水の匂い。そして何より、これまでの男たちとは一線を画すコミュ力。

「こんにちは。今日はなんだか疲れちゃいますよね(ニコッ)」

やっとまともなメンズキタ━━━(゚∀゚)≡(゚∀゚)━━━!!!!!!!!!!

会話は弾みに弾み、3分間のトークタイムは即終了。カップリング発表で自分の番号が呼ばれたとき、私は心の中でガッツポーズを決めました。

怒涛の「お姫様扱い」デイズ

実際、彼が私に見せた姿は完璧でした。 食事はすべて彼のおごり。しかもセンスの良い人気店ばかり。彼の友達と私の友人を交えて、海やプールへ。「類は友を呼ぶ」と言いますが、彼の友人も揃いも揃ってチャラ……いや、華やかな遊び人風。

「なんかボディタッチ多くない?」「ちょっとチャラすぎじゃない?」

正直心がアラートを鳴らしている場面は度々ありました。しかしロクな出会いがない中でやっと自分をお姫様扱いしてくれる男性に出会ったことで、自分の中で確かに感じる違和感から目を背けてしまったんです。

「やっとヤリ目から解放される。これで私もやっとまともな恋愛ができる」

本気でそう思っていました。曇りなき眼(まなこ)で見定めているつもりでしたが、王子様の仮面があまりに精巧すぎて、私は盲目になっていたのです。

3回目のデート、スナイデル、そして……

大勢での外出とは別に、2人だけのデートも2回、完璧なプラン。そして運命の3回目デートはなんと私の誕生日。 兼ねてから私が欲しいと言っていたスナイデルのパジャマを彼はさらりとプレゼントしてくれました。その時点で私はまだ付き合っていないにも関わらず、彼と結婚して子育てしながら共働きをするにはどういう働き方をしていけばいいか真剣に悩んでいました(笑)

美味しい食事の後、彼の家へ。「泊まっていきなよ」という誘いにも、一点の疑いも持たずについて行きました。だって、彼はここまで一度も私を雑に扱わず、大切にエスコートしてくれたのだから。

そして彼の部屋で、彼は真剣な眼差しで言いました。

「ずっといいなと思ってた。俺と、付き合ってほしい」

欲しかった言葉。待ち望んだ瞬間。 29歳の誕生日、私はついに最高の彼氏を手に入れた……はずでした。

幸せの絶頂で、私たちは初めて夜を共にしました。 この時の私は、3日後に自分がLINE一本で捨てられ、さらに彼が同じ日に一緒に海に行った私の友人をナンパしていることなど、微塵も想像していなかったのです。

【重要】ヤリ目を見分けるのは、プロの鑑定士でも不可能に近い

ここで少し、冷静な話をさせてください。 「そんなチャラそうな男、怪しいって気付かなかったの?」と思う方もいるでしょう。でも断言します。「本物のヤリ目」を見分けるのは、本当に本当に難しいんです。

なぜなら、彼らは以下のポイントを完璧にマスターしているから。

  • めちゃくちゃ褒めてくれるし、優しくしてくれる: 「その服似合ってるね」「仕事頑張ってて尊敬するよ」など、こちらの自己肯定感をこれでもかと爆上げしてきます。ロクな男に出会えず疲弊していた私の心には効果絶大でした。

  • 快くおごってくれる(だいたいデート3回まで): 「どうせヤリ捨てするし安くすませたい。でも初めてのデートで誘っても女はついてこない。1、2回快く家に帰してやれば、3回目でだいたいの女は食えるだろ」これが遊び人の思考です。確実な収穫(セックス)というゴールのために、デート3回目までは「気前のいい、余裕のある男」を完璧に演じきります。今回私の場合は家にお泊りだったのでスナイデルはホテル代替わりですね。チキショーーが!!

  • 付き合ってほしいと真剣に告白してくるし、結婚の話もしてくる: これが一番タチが悪い。彼らにとって「好き」「付き合おう」「将来はこうしたいね」という言葉は、愛の誓いではなく、ただの「入室許可証」。目的を達成するためなら、嘘のプロポーズだって平気で口にします。

彼らは「ヤリ目」という札を下げて歩いてはいません。むしろ、誰よりも「誠実な王子様」の仮面を被って、獲物が自ら網にかかるのを待っているのです。

次回予告

幸せの絶頂から、垂直落下。 「付き合って」はただの入室許可証だったのか? 次回、「王子様だと思っていたのに…!!悔しすぎてタタリ神になってしまう」

絶対、許さない。